2021.10.16-17
菅沼キャンプ村に続いて群馬県片品村に連荘です。菅沼の標高に比べると大分低いですが、それでも標高は1000mを越え、この時期朝晩はかなり冷え込みます。薪が使い放題でフリーのオートサイト、料金も利用料一人分と車一台で3100円なら費用対効果もバッチリです。薪も一束燃やすと500円以上かかるところが多いですからね。
初心者コース側フリーサイト
こちらをキャンプ場として利用するのは初めてですが、スキー場としては何度も来たことがあります。スノーパーク尾瀬戸倉と言えばその名の通り全体がパークみたいなスキー場で、豊富なアイテムやコースが魅力のスキー場です。キャンプで利用したのはレッスンゲレンデと呼ばれる初心者コースですが、初心者コースと言えども平らなところなんてありません。できるだけ傾斜の緩やかな(に見える)場所を探し設営しました。天気予報では雨の心配もあったので、とにかく早く張ってしまおうという感じでした。
ゲレンデの中央部が一番傾斜が無さそうに見えたのでそこに車を駐め設営しました。
この時点でこちらのゲレンデ(サイト)の利用者は二組だけです。
テント前にゲレンデが広がります。遮るものはありません。雨の予報で空いているのか、季節柄少ないのかわかりませんが^^;
草は少し伸びていて、たまにぽつりぽつりと降る雨で湿っており、靴やズボンの裾はびしょびしょになってしまいました。また、所々に鹿の糞とおぼしきものが点在しており、テントを広げる時には気をつけて見ておかないと面倒なことになりそうです。幸い、テントを張ろうと広げたところには豆粒君はありませんでしたが、テントの出入り口付近とポールを立てようとした場所においでになり、気づかなかったらべっとりくっついていたかもしれません。湿っていて柔らかかったですから^^;
夕方もう一組入りましたが、やはり中央部が傾斜が少ないと感じたのでしょうか、広いゲレンデの中央部に三組が並ぶ格好になりました。
水場やトイレには少し距離があります。草も湿っていて濡れるので、トイレは車で行くのがいいかもしれません。
グリーンパーク尾瀬戸倉
受付の時にもらったmapです。実際の縮尺ではフリーサイトの方がはるかに大きいのですが^^;とりあえず設営後水を汲みに区画サイトにある水場へ行ってみました。
ゲレンデからの降り口になります。
手前が水場です。その隣が売店(地図には管理棟と)のような施設で、一番奥に見える建物に使い放題の薪がたくさん積んでありました。
お湯も使えます。
こちらはホテル側の水場です。
灰捨て場です。
使い放題の薪です。それほど長くなく手頃なサイズが多いです。焚き火台が小さめなので、短い薪はありがたいです。ただ、雨がかかるのか湿っていました。
( ^_^)/□☆□\(^_^ )
設営し水も汲んだ事だし、始めることにしましょう。ただ、飲んでしまったら車の運転は無しですから、遠くホテルのトイレまで行くのは歩きなってしまいますが、是非もないでしょう。
とりあえず来る途中のスーパーで買ってきたしめ鯖を肴に口開けです。
たまにぽつりぽつりと雨が落ちてきますが、この日は本降りとはならず遠くの景色を眺めながらお酒を堪能できました。
カシラですね。
実は焚き火に大分手こずって、火をおこすのにかかりきりで他には何も作っていなかったので、暗くなってから野菜を切ったりすることになりました。来る途中の尾瀬市場で購入したものです。
いつもの餃子の皮でチーズを巻いたやつです。
“小さいピッツァ”とやらを買ってきたので、焼いてみます。
下の火力が強いとすぐ焦げるので、途中で火から下ろして蓋の上の炭で焼いていきます。
もっとチーズが欲しいところですが、持ってきていません。まあ、これはこれで食べられるくらいのレベルにはできましたが^^;
来る途中の尾瀬市場で買ったリンゴです。確かシナノスイートとかいう品種だったと思いますが、皮をむかず輪切りにする食べ方が売り場で紹介されていました。楽だしその方法で食べましたが、とてもおいしいリンゴでした。そのまま食べればいいんです。おいしいし。わざわざ焼きリンゴにしなくても・・・
もう少し焼こうかな。好みですね。これはこれでおいしいですけどね。
薪使い放題で豪快な焚き火
こちらが使い放題の薪です。割らなくても焚き火にくべられそうな太さですが、雨で濡れたせいかなかなか燃えてくれませんでした。
一度大量に熾を作らないと安定して燃えてくれないので、細かく割った薪を山ほど積んで点火し、太い薪に着火しました。太い薪を三本ずつくべながら、あたかもキャンプファイヤーごとく大きな炎を上げて薪を燃やしていきます。薪一束をペース配分して燃やすのと違い、なんとも豪快な焚き火になりました。
ここまで燃やせば火力の加減をしても消えることはないでしょう。
熾がたっぷりできたところで形成備長炭をくべて着火しました。
薪はたっぷりあるので夜もこの通り贅沢に燃やすことができました。さすがにこれだけ燃やせば離れていても暖かく感じます。多少雨がぱらつきましたが消える事はありません。しっかりと完全燃焼してくれました。
雨の中の撤収
雨は未明頃から降り始め、時折強風が吹いてタープがなびく音が聞こえました。結局雨は朝まで降り続け、雨の中の撤収になりそうです。
雨のおかげで放射冷却はおきなかったのでそれほど下がりはしませんでしたが、それでも最低気温は8.8℃です。
テントの前室でストーブで暖を取りながらシェラカップで炊飯を始めます。
ある程度炊き上がりのめどが立ったところでスキレットで鶏モモ肉を焼き始めました。いつものやつです。この時点でも雨は降り続いており、タープの端から滴り落ちています。撤収は食べてから考えることにしました。
雨のキャンプ場を眺めながら朝食をいただきます。
天気予報を確認しても、午前中一杯は雨が降り続ける予報です。仕方ない片付けるかぁ~
食べ終わって一休みしたあと、テントとタープを残し荷物を積み込みます。そして、ここからが勝負です。が、幸い雨の勢いは弱まってきて、大して濡れること無く撤収することができました。
荷物の上にブルーシートを敷いてその上に濡れたタープとテントを載せます。家に着いてからのメンテが気になります。帰っても晴れる予報は出ていません。いつ干せるかなぁなどと考えながら帰途に就きました。
今回利用したグリーンパーク尾瀬戸倉の薪の使い放題は大変魅力的です。9月末からのサービスのようで、それまでは薪一袋500円で販売されていたようです。サイトの利用料金も、薪使い放題サービス開始にあわせて少々上がっているようですが、それを差し引いてもお得なサービスだと思います。サイズも使い勝手のよい長さです。今回雨で濡れ着火しにくいところはありましたが、燃え始めればそれほど煙が出るわけでも無くしっかり燃えたし問題なしです。初心者側のフリーサイトですが、全体的に傾斜があるので、そのつもりで利用しないとがっかりする事になるかもしれません。今回利用者が三組だけでしたので傾斜の比較的緩やかな場所が見つけられましたが、混んでいるときは張る場所を見つけるのに苦労しそうです。次回利用するとしたら、多少の荷物運びがあってもホテル側のサイトの方を選ぶと思います。いや、やっぱり眺めをとるかなぁ・・・難しいところです。
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