2021.12.29-30
年末家族旅行でも行けたらいいなぁと思っていましたが、みなさんの予定が合いそうもないので結局ソロキャンプに出掛けることにしました。12月末に来て強烈な寒波が立て続けに日本列島にやって来ています。温泉に入って暖まれるキャンプ場がいいなぁ。しかし、そんなキャンプ場前日にとれるかなぁ。ダメ元で温泉センターに電話してみることにしました。返って来た言葉は「一泊でいいですか?」と、なんだ余裕ありそうじゃん。そんなわけで今回は城の湯温泉センターキャンプ場に出掛けてきました。
タッソT/C七角形カンガルースタイル
タッソ自体はソロ・デュオにほどよいサイズです。インナーテントを入れ込むには大きさ的に不安もありますが、かなりの冷え込みが期待される?いや、心配されるので、一度試して見ることにしました。
タッソ七角形+ツーリングドームSTインナーテント
まず七角形で設営します。このあたりは大分慣れて来ました。
幕をペグに掛けるときに、ラダーロックコードを長めにゆるくしておくことと、ペグを打つ位置をガイドロープの指定位置より気持ち遠くすると立てた後の調整が楽です。
センターポール一杯に近づけて設営すると外の幕に触れずに配置することができました。が、かなりの圧迫感になります。インナーテントの周りはほぼデッドスペースになりますからもう少し小さい物のほうが使い勝手は良さそうです。
荷物を入れるとかなり窮屈な印象でした。DODのフカヅメカンガルーとかなら小さいしもう少し端に寄せられるのでいいかもしれません。とにかく今回は暖かさのために試してみることにします。
タッソT/C七角形張り出し&陣幕mini
サブポール2本で張り出します。七角形でクローズした状態に比べると圧迫感も解消され、ソロやデュオでの利用に十分な広さのリビング空間ができあがります。
風はそれほどでもないのですが、張り出している間は幕を閉じることができないので、目隠し&焚火のスクリーンとして陣幕miniを正面に設置しました。
内側からみるとこんな感じで、プライベート感も確保でき落ち着きます。景色を眺めながらと言うわけにはいきませんが^^;
陣幕miniが1m程度高さがあるので、張る距離によってはタッソを張り出すたの張り綱と競合してしまいます。今回はそのためにサブポールを少し高めにし、幕のラダーロックコードを延ばしきった状態でポールに掛けラインを張りました。
焚火をするにはちょっと近い気もしますが・・・
焚火&( ^_^)/□☆□\(^_^ )
と、設営が終わったところで温泉タイムです。ここは一風呂浴びてから冷たいビールでしょう。寒いけど^^;
お風呂は何度でも入れるのですが、年末でなのかコロナのせいなのか午後8時までの営業となっていて、入館最終は7時30分までとなっています。もう一回くらい入るとしても、とりあえず一風呂浴びてしまいましょう。
( ^_^)/□☆□\(^_^ )
風呂から上がり、湯冷めをしないように防寒を整えたら、早速ビールで口開けです。時間は3時半を回ったところで、気温は4.8℃です。
炭をおこすためにも焚火を始めることにします。
焚火で炭起こし
スクリーンに近い気もしますがなんとかなりそうです。これ以上幕に近づけるのも危険な香りがするので、陣幕miniにがんばってもらうことにします。
炭に火を移していきます。
炭がおきた頃には、気温は1℃を下回ってしまいました。焼いているのは越前のホルモン屋福田商店さんの牛ホルモンです。11月にまとめ買いした肉もこれで最後になりました。
下が芝生なので、焚き火台を動かして下にシートを敷きました。最初から敷いておけばよかった^^;
鍋キューブでお鍋
温まるにはやはり鍋物が効果的です。今回も家にあった残り物の野菜をカットして持ってきました。鍋の素は以前買って残っていた物ですが、賞味期限とかあるのかな・・・見ない見ない^^;
多少やけくそ気味に材料を鍋に押し込み火にかけていきます。適当に味見をしながら作ればそれなりの味になるでしょう。
まだ五時前ですが、気温は既に-0.7℃です。ただ、開口部で焚火をしているおかげで、幕の内側は開けた状態でも7℃ほど温度が高くなっています。このあたりがこのスタイルの気に入っているところです。タープを連結したくらいではこの効果は得られません。
風もほとんど無く、焚火もいい感じで燃えてくれています。
これは来るときに矢板のヨークベニマルで仕入れた豚のタンです。塩胡椒でいただきます。
鍋もいい感じになってきました。味の方も・・・いい感じです^^
ビール3缶飲んだ後は、麦焼酎のお湯割りにスイッチです。まもなく6時になろうかという時間で、気温は-2.2℃まで下がってきました。さあ、どこまで下がるのか^^;
炭を熱源にスキレットで定番のチーズの餃子の皮包みを焼いてつまみにします。この頃から2回目のお風呂を意識して焚火の火を弱め始めました。7時に一度閉店してお風呂に入ることにします。そのタイミングで、陣幕と張り出し部分の収納もしてしまいました。
7時頃からのんびり温泉に浸かって温まりました。8時前に風呂から上がりテント内でちびりちびり・・・
午後九時、外の気温は-4.0℃になりました。ぼちぼち床に就くことにします。一体どれほど冷え込むのか。インナーテントを入れた恩恵を感じることはできるのでしょうか。
翌朝は霜で真っ白
翌朝のタッソT/C本体の様子です。幕全面に霜が降りて真っ白になっています。
ポリエステルのスカート部分は特にすごい。
素材にかかわらずもう真っ白でした。
最低気温は-5.7℃でした。幕の中も-2.5℃まで下がったので、鍋に残っていた水も凍っていました。
何とはなしにカレーが食べたくなり、朝食はカレーにすることにしました。ご飯もしっかり1合炊いて業務スーパーの「大人の大盛りカレー」を温めご飯に掛けてできあがりです。
朝食を食べ一服して撤収作業に入りますが、日が差してきても完全に乾燥させての撤収はどう考えても無理です。家に帰って乾かすしかありません。陣幕miniだけでも夜のうちに片付けてしまったのは正解でした。
今回インナーテントの有用性は体感することができました。確かに暖かいです。さらに、タッソを張り出しスタイルで利用しているときは、正面から覗くと寝室まで丸見えとなるので、そのあたりもインナーテントがあると安心感が上がります。問題はサイズとインナーテント奥のデッドスペースの活用ということになるでしょうか。七角形で設営したときの屋根の傾斜では、インナーテントはセンターポール寄りにしか置く事ができませんでした。そのため、荷物を置くスペースが圧迫され、幕を締め切った状態ではかなり窮屈でした。もう少し小さいサイズのインナーを用意するしかないのでしょうか。DODのフカヅメカンガルーテントとかなら、もう少し端に置けそうですが・・・
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