10月も半ばを過ぎ標高がある程度あるところであれば紅葉も見頃になってきました。何かと忙しくキャンプ場の予約を取れずに迎えた土曜日の朝。前日遅くまで飲んでしまって目が覚めたのは8時過ぎでした。朝食を済ませ、どこかは入れるだろうと当日電話予約攻撃を敢行すると、一件目で大丈夫ですよぉ~と行き場所が決まってしまいました。群馬県片品村の尾瀬高原オートキャンプ場にお邪魔しました。
尾瀬高原オートキャンプ場
設営編
何やらキャンプ場へ向かう橋の一つが通れなくなっているので、道の駅尾瀬かたしなを過ぎた鎌田の信号を左折し国道401に入ったら、次の橋を渡る手前のカーブを直進して直接キャンプ場に来てくださいということでした。ナビの表示には多少不安(道が繋がっていない^^;)がありましたが無事目的地に到着です。
キャンプ場への道を下っていくと、軽トラに乗った管理人さんが出迎えてくれて場内を案内してくれました。設営場所が決まったらその場で利用料金を納めるしくみのようです。
すぐ下に片品川が流れており、川沿いにキャンプサイトが広がっていますが、一段高い水場から近い見晴らしの良さそうなサイトを使わせてもらうことにしました。利用料金は大人一人1,100円と車一台1,100円の合計2,200円という格安料金です。
正面の奥に片品川が流れています。
木の幹周辺に大きめの岩やブロックが置かれていました。直火ができるキャンプ場ですので、設営できたら竈でも作って楽しませてもらうことにします。
気温が下がりそうなので寒くなったらこもれるように今回のテントはソロカマTCです。
後は適当に荷物を運び込めば準備完了です。
キャンプ場施設
テントを設営したサイトと道を挟んだところに水場があります。
ここにあるのはシンプルにシンクとカランだけですが、すぐ近くにもう少し大きな炊事場があります。
こちらがキャンプ場中央にある第二炊事場です。
第二炊事場の水場です。
第二炊事場には竈やテーブルなどもあります。
ここにあるのは薪としては規格外で自由に使ってかまわないと言うことでした。焚火台で燃やすには大きすぎますし、鋸で切ったり鉈で割ったりするには堅すぎますが、直火で焚火ができるならなんとかなるでしょう。後ほど使わせてもらうことにしましょう。
炊事場脇を上がるとトイレがあります。手前側が女子、奥側が男子トイレになっています。個室は洋式と和式の両方がありました。
さらに一段上に第一炊事場とコテージが並んでいます。ここには水場の他に竈と大人数が利用できる長テーブルなどもありました。
炊事場付近に管理人さんがいらしたので薪について話を聞いてみました。一応加工した広葉樹の薪が用意してあり、軽トラに積まれていました。薪として使えないというか、販売できないボロボロの丸太がたくさんあるから、それでいいなら燃やしちゃってもらってかまわないと言うので何本かいただくことにしました。しかも軽トラでテントのある場所まで運んでくれたうえ、丸太が切れなかったらチェーンソーもあるから使っていいとも言っていただきまして、至れり尽くせりです。これはとっととキャンプファイヤーだななどと思いながら川の方も覗いてみました。
キャンプ場脇の片品川
川沿いのサイトから片品川に下りられる場所があります。小さな堰がありそこから下りてみました。
水量があり子どもが水遊びするにはちょっと心配ですが水はとてもきれいでした。
釣りとかには良さそうですが用意もしていませんし、大量の薪が待っていますので戻って始めることにします。
直火&( ^_^)/□☆□\(^_^ )
直火竈と薪割
始めにもらったのがこのサイズの丸太です。おそらくすぐ燃えてしまうから、無くなったら炊事場に置いてある薪も使ってかまわないと言うことです。
サイトの側に置かれていた石ころやブロックを使って簡単に竈を作ってみました。
で、丸太を突っ込むとこうなります。これではさすがに燃えません。遊んでる場合ではないですね。
持っていた鋸で切ってみましたが、気がボロボロですぐに切ることができました。それでこの形をみて、スエーデントーチ風に燃やしてやるかと思い、切れ込みを入れようとしましたが・・・
柔らかくてボロボロに割れてしまいました。面倒です。このまま燃やしましょう。
崩れた木っ端で着火します。あっという間に火が付きました。
ボロボロですぐに崩れてしまったので、竈に収まるように寝かして薪を追加、火力アップです。
( ^_^)/□☆□\(^_^ )
たくさん薪をもらい嬉しくて遊んでしまいました。お腹も空いてきていたので一人飲みスタートです。
柿の種と途中の農産物直売所で買ったトマトを切って口開けです。
竈も少し手を加えて焚火台のごとくが載せられるように改良します。熾もできてきたのでオガ炭を投入して炭をおこします。既に一本目の丸太は使い切ってしまいました。
卓上BBQコンロの準備もできたので焼き肉スタートです。
今回は来る途中大間々のBeisiaで購入してきたホルモンです。200円程度で購入できるので少しずつ数種類楽しむことができるのでよく利用します。
まずはレバーの炭火焼きです。
薪補充で悪のり
最初にもらった丸太の残りを割ろうと鉈を振り下ろすと、もろくなっていた丸太はバラバラに砕けてしまいました。案の定すぐに燃えつきてしまいました。
そこで第二炊事場に置いてある薪を少しいただいて来ました。鉈でなんとかなるかと思いきや、木が堅く鉈では太刀打ちできません。鋸で切ってくべるかどうか悩みましたが
直火ならではですね。大きな薪もそのまま突っ込んでしまえます。問題はちゃんと燃えてくれるかですが、ここまでしっかり熾ができていればなんとかなるでしょう。
投入したのはいいのですが、薪を動かしたり向きを変えたりするのも一苦労です。
さらに悪のりでもう一本。もう一本の薪に立てかけて投入して燃やします。
大きな薪もなんとか燃えてくれそうです。
熾を使って焚き火料理
時刻は五時半を回ったところです。既にあたりは真っ暗です。巨大な薪もいい感じに燃えてくれたので、なんとか竈に収めてごとくをのせたいところです。
なんとか並べて竈に収めることができたのでごとくをのせてみました。
鍋とケトルをのせ温かい物を作っていくことにします。
スンドゥブの素とスーパーで買った鍋用にカットされ売っていた野菜で作った鍋に豆腐を投入します。
気温は10℃を下回っています。
卵を落としシェラカップに盛り付けます。温まる~
熾はまだまだ残っているので、スキレットでも調理していきます。
大量の熾で火を通していきます。焚火台だとこんなにたくさんの熾を使った調理は難しいですね。
焚火調理はいいですね。表面カリッとふっくらジューシーに焼き上がりました。
気温はさらに下がってきたのでそろそろ中に入ることにします。
午後10時、熾も燃え尽き就寝することにします。
朝食はシェラカップ炊飯
翌日はよい天気です。最低気温をみてみると5.5℃でした。
朝食はシェラカップでご飯を炊くことにしました。
sotoのストームブレイカーで炊飯してみましたが、弱火が難しいので焦げないか心配でしたが上手に炊くことができました。
残った鍋に卵を落とし温めなします。
シェラカップによそってメインのおかずにします。
本日の朝食です。シンプルにご飯におかず一品でいただきます。
景色を眺めながらのんびり朝食を済ませ撤収に入ります。昨日一時ぱらついたのと、朝露でテントもタープも湿っているので、帰ったらいつものメンテが必要なようです。
尾瀬高原オートキャンプ場は鎌田の交差点から少し入ったところで比較的アクセスしやすいところにあります。キャンプサイトは平らに整地されていて広く、焚火が直火でできるのは魅力的です。近くに日帰り温泉もいくつかあり、キャンプ場で割引券ももらえるので利用してみるのもいいでしょう。料金もお手頃でかなりおすすめのキャンプ場です。
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